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2021年4月刊行

リビア戦争  カダフィ殺害誌

マクシミリアン・フォーテ 著 山田 文 訳

四六判並製528頁(帯なし) 本体価格4300円+税 

ISBN978-4-909828-00-2  C0031

​在庫あり 電子書籍版あり

[内容]

目次PDF   まえがきPDF 

第五章「アムネスティ・インターナショナル対リビア」PDF

2011年、カダフィはなぜ殺されたのか?

人道的介入の嘘を豊富な資料で解き明かす

 

大量破壊兵器の開発計画を放棄し欧米と和解していたはずのリビアの革命指導者ムアンマル・カダフィ。2011年、そのカダフィが〝アラブの春〟の反乱と欧米諸国の〝人道的介入〟を受け、残虐に殺害されるに至った背景には何があったのか。 

​ 

本書は、カダフィが生まれ最期を遂げた地であるシルテを出発点に、豊富な資料を駆使して欧米の〝人道的介入/保護する責任〟の虚構を暴き、リビアに現在まで続く混乱をもたらしたNATOの軍事介入のほんとうの目的を明らかにする。また、欧米の有名国際人権NGO、メディア、左派が戦争の遂行に果たした役割を検証しその退廃性を問う。オバマ以降の戦争を読み解くための最初の一冊。 

「もし彼らがこの軍事介入を〝人道的〟だと考えるのであれば、彼らはもっとひどいこともできるということなのか」 (本文より)

[著者]マクシミリアン・フォーテ

カナダ・ケベック州モントリオールのコンコルディア大学社会・人類学部教授。大学では政治人類学を教えており、おもに帝国主義/ナショナリズム/(脱)グローバリゼーション/先住民族運動の理論と歴史を研究している。

[訳者] 山田 文

英語翻訳者。英国の大学・大学院で社会政治思想を学ぶ。訳書にダレン・マクガーヴェイ『ポバティー・サファリ イギリス最下層の怒り』(集英社)、ヴィエト・タン・ウェン編『ザ・ディスプレイスト 難民作家18人の自分と家族の物語』(ポプラ社)、ムハマド・ユヌス『3つのゼロの世界 貧困0・失業0・CO2排出0の新たな経済』(早川書房)、J・D・ヴァンス『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』(共訳、光文社)などがある。

 

[目次の一部]

はじめに リベラル帝国主義と新たなアフリカ争奪戦

第一章 シルテ―リビア独立の要石

シルテ、新しい汎アフリカ主義、米国の監視

第二章 シルテ―帝国主義の試金石

シルテでカダフィを追う

第三章 リビアの汎アフリカ主義とそれへの不満

マンデラとカダフィ―道義的汎アフリカ主義

第四章 アフリカに対する戦争

―AFRICOM、NATO、人種差別

第五章 人道主義と緊急事態の創出

アムネスティ・インターナショナル対リビア

おわりに 余波―アフリカとの新しい戦争

帝国か尊厳か

[書評]

『長州新聞』2021年5月21日号

「アメリカの戦争の旗印である「自由、民主、人権」が単なるプロパガンダではなく、具体的な行動をともなった戦略であることについて、具体的論理的に展開する一冊である。」

『週間読書人』2021年8月13日号 評者:武田徹氏

「人民の味方を標榜する人がむしろ戦争を選び、人民の命を犠牲にしている逆説に対する義憤がみなぎる。」

明治学院大学平和研究所『PRIME』第45号(2022年3月31日発行) 評者:木戸衛一氏

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